機動戦士Zガンダムー星を継ぐ者ーを見てきました

パンフレットのロザミア

ネット上でも話題になっていますが、とっても面白かったですね〜。かなり人気で、立ち見の方もいらっしゃいました。
お話は、全体的にキャラクターが立っていました。特に作画の妙と

キャストが浅川悠さんに変わっていたためとで、ロザミィがとても艶っぽくエッチになっていました。(?)

何より富野演出が心地よかったです。Vガンダムブレンパワードを見た時は、正直キツかったのですが、Zガンダムのフォーマットに落とし込まれるとあら不思議。「このっ!」「だから」「くそっ」「当たれぇ」などにワクワクしてしまいました。山下達郎氏が現代の日本人を「アトムの子」と称したように、自分たちは富野作品で育ったんだなぁと思いました。
ストーリーはかなりはしょってあるので、初めてZにふれる方はさっぱりでしょう。しかし、一度でも見たことがあり、「劇場版になる」と聞いた時に懐かしさを覚えた方でしたら、楽しめると思います。
以下、ネタばれがありますので、知りたくない方はamazonリンク以降はご覧にならないよう、お願いします。

キャラクターでもっとも印象が変わったのは、やはり主人公のカミーユでした。戦闘シーンが少ないこともあるでしょうが、心の弱さやバランスの悪さが率直に出ていて、少年っぽさが感じられました。それは、ジェリドも同じ。自分が幼いことを自覚していて、ブライト・カクリコン・ライラそれぞれへの接し方の違いが微笑ましかったですね〜。
そして、一年戦争を経てきたメンバーは、かなりの猛者として描かれていたのも面白い。クワトロ(そう、この時点ではシャアではないのです)やアムロ、ハヤトはもちろん、レコアやアポリー、ロベルトまで。ハッキリ言って戦争のプロ。百戦錬磨という感じでしたね。大気圏に突入するとき、連邦側のパイロットが「地球に降りられる!」と喜んでいた一方、ジェリドやカミーユはかなり緊張していた描写も良かった。
メカや戦闘シーンがスパイスとなって、より一層キャラクターを浮かび上がらせていました。
星を継ぐ者。そして次作は恋人たち。どちらもサブタイトルに人間が現れています。それぞれのキャラクターが、各々の葛藤を乗り越えた先にあったものが戦争だったー。ゼータの悲劇は、ゆかなさん演じるフォウの登場でますます加速するでしょう。次作も、とっても楽しみです。