劇場版「機動戦士ZガンダムII −恋人たち−」でサラ・ザビアロフ役の声を担当

池脇千鶴オフィシャルサイト "池脇千鶴倶楽部"
サラの声も変更ですか・・・。名前の響きの様に、突っ張っていて自分に厳しいのがサラのキャラクターで、水谷優子さんの演技がはまっていましたけれども、うーん。
以下、amazonリンク以降はテレビ版Zガンダムのネタバレがありますので、ご注意ください。

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ゼータって、登場するキャラクターが相反しているのも面白いと思います。例えば、ハマーンという女性とアクシズという組織から離れ、人類の自然な変革を後押しするシャアと、女性に囲まれてジュピトリス船団とティターンズという組織を利用しながら、人類の覚醒を導くシロッコ。(そして、逆襲のシャアでの彼のロジックは、シロッコのものと似ているのも面白いです)
他にも、人間としてエゥーゴの兵士になることを選んだエマと、女性としてシロッコの兵士になることを選んだレコア。地球連邦の組織にあって、人類の重力からの解放を願ったブレックスと、ジオンの亡霊の払拭を目指したジャミトフ。いろいろです。
そう考えると、サラとフォウってそういう関係なのかな?と思いました。
過去を取り戻すため、思い人であるカミーユに銃を向けたフォウ。彼女はかつてのララァがそうであったように、生きていたときは結ばれず、死後にカミーユにとって特別な存在になりました。そして、未来を勝ち取るためシロッコに殉じ、カツと戦ったのがサラです。彼女の死はカツも戦死することで、昇華せずに終わることになります。
サラに、より上昇志向の強い少女像を求めたなら、ドラマのセリフで方言の中に意志の強さを感じさせる池脇さんは、実はしっくりくるのかもしれませんね。